救急タグロゴ ボジョレーとボバル
救急タグの機能  ーなぜ救急タグが役立つのかー
「救急タグ」は携帯可能な医療情報ツールである
救急現場における医療情報の収集は、今までも各地域で様々な取り組みがなされてきました。例えば・・・
・救急カプセル --- 救急搬送時に必要な「かかりつけ病院」「持病」などの情報を記したカードをカプセルに入れ冷蔵庫に保管。
   [デメリット] 家で倒れた時だけで外出時には役に立たない。冷蔵庫の食材に埋もれて見つけにくくなる恐れがある。
・お薬手帳/お薬手帳アプリ --- 飲んでいる薬が明確に記載されている。緊急時にはとても有用な情報である。
   [デメリット] 多くの人は通院以外の外出時に携帯することが殆どない。高齢者はアプリを利用するのが難しい。
など、いざという時にあまり有効でないことが多々生じてきました。
「救急タグ」はそれらの問題を解決する有効なツールです。
「救急タグ」に病歴、飲んでいる薬、アレルギー、要配慮などの情報を記録します。外出するときには「救急タグ」をかばんにつけて常に持ち歩いて下さい。
突然の事故や病気で倒れた時、救急隊員や病院の医師などが「救急タグ」に記録されている内容を参考にすることで、安全な医療を速やかに受けることにつながります。いざという時に素早い処置へとつなげることができるのが「救急タグ」です。

【救急タグICカードケース】 救急タグケース
※交通系ICカードを入れて、普通のICカードケースとして携帯、お出かけ時に利用できます。
【救急タグストラップ】 救急タグストラップ
【救急タグQR版キーホルダー】 QR救急タグ



活用実績:ICチップ(NFC)内包「救急タグ」   ーG20大阪サミット(2019年6月28・29日)ー

G20大阪サミットでは、ICチップ(NFC)に書き込む方式の多言語型救急タグで、いざという時に備えてオペレーションしました。
ICチップに書き込む情報は、外国語で書き込むことが出来ます。日本語がわからなくても、アプリでは救急タグを携帯する人の母国語で病歴やアレルギーなどが表記されているため、自身でチェックすることが出来ます。
2019年6月に開催された「G20大阪サミット」では、英語・中国語・フランス語・スペイン語・ロシア語・韓国語・日本語に対応したアプリでオペレーションを行いました。
英語で既往歴をチェック 英語
中国語でアレルギーをチェック 英語
既往歴を日本語で確認 日本語
日本語でアレルギーを確認 日本語

緊急時には・・・救急隊員や医療機関のAndroid端末の言語は日本語なので、救急タグの情報を読み取ると、外国語で書き込まれた医療情報は日本語で確認をすることが出来ます。
外国人旅行者など日本語が分からない傷病者に対して素早い救急対応を行うことを可能にしました。


救急タグ・QR版
 ~カメラアプリの利用で自治体や医療機関の導入障壁をなくす・災害時での運用を想定~

「救急タグ・QR版」では、スマートフォンにプリインストールされているカメラアプリを使用します。専用アプリをインストールする必要はありません。
自治体(消防など)や医療機関でスマートフォンに専用アプリをダウンロード・インストール出来ない制約がある場合でも、プリインストールされたカメラアプリを使用するため導入障壁がありません
緊急時には、カメラアプリで「救急タグのQRコード」を読み取ることで、病気やアレルギーなどの情報を確認することが出来ます。救急隊員や医療従事者だけでなく、その場に居合わせた誰しもがバイスタンダーとして対応することが可能です。
※パスワードで保護され、情報を登録した本人以外の人は読み取りのみで、書き換えは出来ません。

【災害時での運用】
アレルギー、飲んでいる薬、病歴、要配慮情報などは、災害時に役立つという多くの声から「避難者情報集計システム」を立ち上げました。
避難者情報集計機能を利用すれば、災害時に避難者の情報を把握できるため、避難所でリアルタイムで避難者情報を確認することにより正確なPUSH型支援へとつなげることができます。


救急搬送時の流れ ~素早い処置へつながる「救急タグ」~

救急搬送時の流れ
救急隊員や病院の医師が記載内容を確認して、安全な医療を速やかに受けることにつながります。
カメラアプリを使うので、バイスタンダーが通報時に指令管制官に状況を伝えることができます。
    ※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です